北東北ドライブ(前編) 2009.09.24～26 [ドライブ]
夏に東北に行ってみよう・・・
ずいぶん前から考えていた割りには何の準備もしないまま、その日は来てしまいました。
すっかり秋になっちゃいましたが・・・。
シルバーウィーク明けの9/24(木)から２泊３日の秋のツーリング、作戦名「みちのくひとり旅(そのまんまやん)」発動です。
天候にも恵まれて３日ともクルマ乗るにはTシャツ１枚で十分な陽気。
人生経験に乏しいボクにとって初めて見るもの、何十年ぶりに見るものもたくさんあり、貴重な体験ができました。
雄大な景色を飽きるまで眺めて、思う存分走る。
すばらしい思い出です。
第１日目 2009.09.24(木)
本日の予定は岩手県の岩手山で朝日を浴び、早朝の八幡平アスピーテラインを快走し、田沢湖・角館を通り男鹿半島で日本海に沈む夕日を見る、というもの。
さぁ予定通り進むのでしょうか？
スタートはちょっとフライングのシルバーウィーク最終日23:30。
これはもちろん￥１，０００高速を利用するためです。
早めの晩メシの後に４時間ほど寝る予定でしたが、そんな時間に眠れるハズもなく結局、睡眠２時間。寝貯めもできてますから問題ないでしょう。
23:45にETCゲートをくぐり500Km先の岩手県滝沢ICを目指します。
深夜のガラガラな常磐道、磐越道を順調にトバしていると電光掲示板に「東北道下り 福島飯坂～白石 事故通行止め」の文字・・・マジですか・・・？
情報収集のため阿武隈高原PAに寄ってみましたがやはり思いきり進行方向での通行止め。すこし様子をみようかと思ったもののタバコ２本で飽きてしまい、とりあえず通行止め直前のPAまで行ってみます。
吾妻PAは混雑気味。
ボク同様、￥１，０００狙いと思しき首都圏ナンバーの普通車があふれています。
時間は2:00、既に平日ですから今下りてしまうとこの先は￥１，０００にはならないでしょう。1時間半も通行止めしてる訳だしちょろちょろ動くよりドーンと構えよう・・・とスピーカから流れる交通情報の放送を聞いていると・・・「2時5分現在の東北自動車道交通情報をお知らせします・・・通行止めはありません・・・」
「解除になった」と言わないまま「通行止めはありません」になった事に違和感を覚えつつ、交通情報を映すプラズマディスプレイを確認すると「通行止めは解除になりました・・・」のテロップが流れ始めました。
ルマン式スタートで各車コースイン。
ところどころで霧が酷くなったものの交通量の少ない深夜の東北道は非常に走りやすく、飽きる事なく走れます。バック・フォグ点けっ放しのクルマがうぜぇ事を除けば至って快適です。
小腹が減って長者原PAで「牛タンコロッケバーガー」を買ったのですが、このPAとても『田舎の香水』臭くて食欲がなくなります。お味の方も「ただのコロッケバーガー」に改名した方がいいのでは？というカンジでした。
滝沢ICが近づくと白み始めた闇の中にうっすらと浮かび上がる岩手山のシルエット。
「これだ！これだぜ！完璧にイメージ通り！」
心配していた霧もなく、滝沢PAでトイレを済ませて高速を下ります。
予定通り時間は5:00、「￥１，０００」と表示された高速料金にニンマリしながら一般道へ。
しかしツーリングマップルで「岩手山が迫る」と記載される岩手県道278より分岐する白い道に入るとどうも様子が怪しくなります。
岩手山をバックに
って、真っ白やん。
１５分前に高速から見た完璧なシチュエーションはどこ行ったんだ・・・。
やはりこれは「日頃の行いが悪い」のでしょうか？
『そうさ全部オレが悪いのさ！ごめんねごめんねぇ～！』
以外に言葉が思い浮かびません・・・。
という事で、岩手山周辺をグルリと回る予定を全てカット。
ファースト・ミッション失敗に消沈気味ですが、次の八幡平アスピーテラインへとっとと向かいましょう。
秋の気配の県道23
気を取り直して八幡平アスピーテライン。
時間は6:00。他にクルマなし。相変わらずの曇り空。
「走ったる！もう景色なんか忘れて走ったる！」
いくつかのスノーシェッドを抜けると突然・・・。
すげぇぇぇ～！
景色とワインディングのオーケストラや！(←彦麻呂か？)
うおぉぉぉ～！
と言うカンジで、走るどころじゃなくなりました。
クルマもいないのでこんな写真を撮ったりして・・・。
すっかり観光客気分で見晴らしの良さそうなところでクルマを停めて・・・
タバコに火を点けようとしたときに目に飛び込んできたのは・・・。
なんじゃこりゃ～！
ひえぇぇぇ～！
ここで雲海が見れるなんて思ってなくて・・・。
雲海ってたぶん初めて見た訳ではないと思うんですけど、数年前までのボクは景色とかに感動する人間ではなかったんです。女の子のお尻ばかり見ていたからでしょうか？全然記憶に残ってないんです。
今回はすんげぇ感動しました。
やっと会えたな岩手山！じらされた甲斐はあったぜ！
実際にはレイバン越しでないと見ていられない程、陽の光がめちゃめちゃ眩しかったです。
見返り峠から県道318八幡平樹海ラインへ。
一時霧が酷くなったりしましたがクルマもいないし気持ちよく走れます。
アスピーテラインと違い景観が開けるのは一部なので、走る事に集中できます。
但し、開けたときは、こ～んなです！
樹海ラインはアスピーテラインの入り口へ接続。
さぁもう一度、アスピーテラインです！
二回目でもすげぇぇぇ～！
秋田県に入ると岩手側ほどの眺望はありません。上がり過ぎたテンションを戻しつつ快調にトバします。
不思議な事に秋田側は晴れてるなぁ・・・嬉しいけど。
という事でセカンド・ミッションは大成功！
景色もいいのだろうとは思っていたものの、あの雲海にはヤラレました。一生忘れないでしょう。
R341は快走路・・・のハズが、自転車並みのペースでも道を譲る素振りすらみせないキャンピングカーを先頭に、殺気立つ５台ほどの車列に追いつきました・・・。このキャンピングカー、直線でもたちの悪い振る舞いを繰り返します・・・何しに来てんだかなぁ・・・？
抜いてしまえば宝仙湖沿いの気持ちいい道です。
玉川ダム
こんな景色の中で背伸びをするのが気持ちいいんですよね。
田沢湖
何もかもが蒼い景色。すばらしい。
しかしボクの「たつこさん」の写真といったら・・・。考えてみるとクルマの写真しか撮ってませんからね・・・人物？写真ってどう撮るんでしょうか？(「ちっちゃくド真ん中」だけはナイようです(恥)。)
お腹が空いたのですが１０時前。お店は始まってんだか始まってないんだかよく分かんない状態で・・・。
角館の武家屋敷
観光旅行ではないので写真をパシャパシャっと撮って撤収です。
滞在時間は１０分ほどでしたが、タイムリーにこんなCMが始まると嬉しいものです。
あ～きあ～きあきた～！と一緒に歌ってしまいます。
希ちゃんが秋田出身なので「あ～きあ～きあきた～！」みたいですね。
余談ですが『「秋田美人」のルーツは茨城にある』というのは茨城男児に４００年間伝わる哀しい伝説？です(泣)。
さて、残すは男鹿半島だけなのですが時間は11:00。作戦開始が5:00とはいえ順調過ぎる・・・。
ここで閃いたのは、ルーティングの段階で泣く泣く切った鳥海山へは行けないだろうか？
・・・無理でした。
遠過ぎるし何より幹線道路の市街地走行が「こんなトコまで来て何やってんだ、オレ？？？」と苛立たせます。
Uターンがてら、道の駅「なかせん こめこめプラザ」へピットイン。
空腹も限界寸前で何か食べようと思ったのですが、立派な建物の割りにどうにもパッとしません。
という訳で鳥海山を諦めて当初の予定通りR105を北上する事にしました。
これだぜ！というカンジのカントリーロードR105
これが延々と続くのですが・・・
やべぇ・・・雲がわた飴に見えてきやがった・・・。
という空腹ぶり。
もはやここまでか・・・と腹をくくった直後に現れた、地方によくある「道の駅のような建物」。
蕎麦だ・・・冷たい蕎麦が食いてぇ・・・(この時気温は２４度。例によってボクはエアコンつけないで走ってます)。
パッとしないとか言っている場合じゃありません。
「お母さん、冷たい蕎麦ちょうだい」
「ごめんねぇ、温かいのしかないのぉ～」
「冷たくできない？」
「ごめんねぇ、おばちゃん達、温かいのしかできないのぉ～」
「・・・なんでもいいから食べさせて・・・」
「は～い、お茶飲んで待っててねぇ～、温かいお茶しかないけどぉ～(笑)」
３５年前なら佐々木希と互角の勝負が出来たであろう秋田美人なおばちゃん達との温かい会話の後、温かい天ぷら蕎麦をオシャレなオープンテラス(←ウソ)でいただく。
青い空の下で汗をぬぐいながら温かい蕎麦を食うのもなかなかオツなもん・・・？やっぱ蕎麦は冷たいのっスね。
さて、走り出したらすぐに道の駅「あに」・・・どうせ温かいのならコッチで「またたびラーメン」が良かった。
ようやく１つ目のソフトクリーム
これは「やまぶどう」。温かい天ぷら蕎麦の後には甘酸っぱいのが最高です。よし、生き返った！
R105→県道214→R285→県道37へと快走は続きます。
コレコレ！こういう走りがしたくてココまで来たんですよ！有名な極上のワインディングもいいですが、ドコまでも続くカントリーロードを気持ちいいペースで流していく・・・コレですね！
ご機嫌なのはソフトクリームを食べたからではありませんよ、ボク子供じゃないですから・・・。
田んぼの向こうに小さな神社。イイですねぇ～。
県道54 八郎潟の干拓部
地図を見ると笑えるような碁盤の目。干拓地でなければ有りえない直線です。
ユノディエール(6Km)より長そうでした。もちろんシケインもありません。(←当たり前だろ)
しかし調子に乗っていると凸部でジャンプします(汗)。
更に県道42をひたすら真っ直ぐ。最初は「すげぇな」と思っていたものの、飽きてしまう程の直線です。
苦労して辿り着いた八郎潟
その割りには感動する程のものでもなく・・・
再び県道54で寒風山へ
寒風山はなんだか雲がすごい事に
これは「きりたんぽソフト」です。お米の甘さがとてもイイ！。
ちょんまげ部分は「イイ男だからサービスしちゃう」だそうです？
展望台は高所恐怖症だと運転しててもコワイです。クラクラきます。
景色も空も素晴らしい。こういう非日常的な景色の中で「みんな仕事してんだろうなぁ～」と考えるのが平日ドライブの醍醐味ですね。
なまはげラインを通るも巨大なまはげ君に会う事ができず・・・調べなくてもイヤでも会えるもんかと思ってました。それとも見落としたかな？小ネタ写真を狙っていた事もあり、非常に残念です。
来ちゃいました日本海
恥ずかしながら日本海をマジマジ見たのは小学１年生以来のような気がします。
荒れてた方が雰囲気ですが、この日はとても穏やかな海でした。ちょっと残念？
男鹿半島をグルリと回って夕日待ち
なんだか雲が多いなぁ。
水族館の隣の駐車場で夕日を待っていると、初老のご夫婦が声をかけてくださいました。
車中泊用に改造した１BOX車で熊本から来ているそうで、家には「30日ぐらいで戻る(笑)」と言ってきたって(驚)。
素敵なご夫婦でした。
日が沈むまですいぶん長くお話しさせていただいたのですが、残念ながら雲に隠れて夕日は見れそうにありません。
日本海に沈む夕日、見たかったなぁ。
本日のファイナル・ミッションも落としたところで本日の宿へ。
ナビをセットすると・・・やべぇ50Kｍ・・・。
何とか晩メシに間に合った森岳温泉は名物だという「じゅんさい」の鍋をいただきました。プルンとした食感がおもしろく、おいしくいただきました。
露天風呂から星を眺め今日の思い出に浸り、明日の走りを夢想する・・・。
なんという贅沢でしょう。
という訳で本日は高速500Km、下道400Km、20ｈというハードなスケジュールでしたが、これは好きでやってる事ですからね。
朝日と夕日には嫌われたものの一日通してとてもいい天気でしたし、走りの方も一般車は少なくほぼ思った通り走る事ができました。早朝のアスピーテラインを貸切で走れた事も大成功でしたが、何よりあの景色がすごかった。
とても満足のいく初日でした。
（例によって長くなりました。お付き合いいただいてありがとうございました。）
ずいぶん前から考えていた割りには何の準備もしないまま、その日は来てしまいました。
すっかり秋になっちゃいましたが・・・。
シルバーウィーク明けの9/24(木)から２泊３日の秋のツーリング、作戦名「みちのくひとり旅(そのまんまやん)」発動です。
天候にも恵まれて３日ともクルマ乗るにはTシャツ１枚で十分な陽気。
人生経験に乏しいボクにとって初めて見るもの、何十年ぶりに見るものもたくさんあり、貴重な体験ができました。
雄大な景色を飽きるまで眺めて、思う存分走る。
すばらしい思い出です。
第１日目 2009.09.24(木)
本日の予定は岩手県の岩手山で朝日を浴び、早朝の八幡平アスピーテラインを快走し、田沢湖・角館を通り男鹿半島で日本海に沈む夕日を見る、というもの。
さぁ予定通り進むのでしょうか？
スタートはちょっとフライングのシルバーウィーク最終日23:30。
これはもちろん￥１，０００高速を利用するためです。
早めの晩メシの後に４時間ほど寝る予定でしたが、そんな時間に眠れるハズもなく結局、睡眠２時間。寝貯めもできてますから問題ないでしょう。
23:45にETCゲートをくぐり500Km先の岩手県滝沢ICを目指します。
深夜のガラガラな常磐道、磐越道を順調にトバしていると電光掲示板に「東北道下り 福島飯坂～白石 事故通行止め」の文字・・・マジですか・・・？
情報収集のため阿武隈高原PAに寄ってみましたがやはり思いきり進行方向での通行止め。すこし様子をみようかと思ったもののタバコ２本で飽きてしまい、とりあえず通行止め直前のPAまで行ってみます。
吾妻PAは混雑気味。
ボク同様、￥１，０００狙いと思しき首都圏ナンバーの普通車があふれています。
時間は2:00、既に平日ですから今下りてしまうとこの先は￥１，０００にはならないでしょう。1時間半も通行止めしてる訳だしちょろちょろ動くよりドーンと構えよう・・・とスピーカから流れる交通情報の放送を聞いていると・・・「2時5分現在の東北自動車道交通情報をお知らせします・・・通行止めはありません・・・」
「解除になった」と言わないまま「通行止めはありません」になった事に違和感を覚えつつ、交通情報を映すプラズマディスプレイを確認すると「通行止めは解除になりました・・・」のテロップが流れ始めました。
ルマン式スタートで各車コースイン。
ところどころで霧が酷くなったものの交通量の少ない深夜の東北道は非常に走りやすく、飽きる事なく走れます。バック・フォグ点けっ放しのクルマがうぜぇ事を除けば至って快適です。
小腹が減って長者原PAで「牛タンコロッケバーガー」を買ったのですが、このPAとても『田舎の香水』臭くて食欲がなくなります。お味の方も「ただのコロッケバーガー」に改名した方がいいのでは？というカンジでした。
滝沢ICが近づくと白み始めた闇の中にうっすらと浮かび上がる岩手山のシルエット。
「これだ！これだぜ！完璧にイメージ通り！」
心配していた霧もなく、滝沢PAでトイレを済ませて高速を下ります。
予定通り時間は5:00、「￥１，０００」と表示された高速料金にニンマリしながら一般道へ。
しかしツーリングマップルで「岩手山が迫る」と記載される岩手県道278より分岐する白い道に入るとどうも様子が怪しくなります。
岩手山をバックに
って、真っ白やん。
１５分前に高速から見た完璧なシチュエーションはどこ行ったんだ・・・。
やはりこれは「日頃の行いが悪い」のでしょうか？
『そうさ全部オレが悪いのさ！ごめんねごめんねぇ～！』
以外に言葉が思い浮かびません・・・。
という事で、岩手山周辺をグルリと回る予定を全てカット。
ファースト・ミッション失敗に消沈気味ですが、次の八幡平アスピーテラインへとっとと向かいましょう。
秋の気配の県道23
気を取り直して八幡平アスピーテライン。
時間は6:00。他にクルマなし。相変わらずの曇り空。
「走ったる！もう景色なんか忘れて走ったる！」
いくつかのスノーシェッドを抜けると突然・・・。
すげぇぇぇ～！
景色とワインディングのオーケストラや！(←彦麻呂か？)
うおぉぉぉ～！
と言うカンジで、走るどころじゃなくなりました。
クルマもいないのでこんな写真を撮ったりして・・・。
すっかり観光客気分で見晴らしの良さそうなところでクルマを停めて・・・
タバコに火を点けようとしたときに目に飛び込んできたのは・・・。
なんじゃこりゃ～！
ひえぇぇぇ～！
ここで雲海が見れるなんて思ってなくて・・・。
雲海ってたぶん初めて見た訳ではないと思うんですけど、数年前までのボクは景色とかに感動する人間ではなかったんです。
今回はすんげぇ感動しました。
やっと会えたな岩手山！じらされた甲斐はあったぜ！
実際にはレイバン越しでないと見ていられない程、陽の光がめちゃめちゃ眩しかったです。
見返り峠から県道318八幡平樹海ラインへ。
一時霧が酷くなったりしましたがクルマもいないし気持ちよく走れます。
アスピーテラインと違い景観が開けるのは一部なので、走る事に集中できます。
但し、開けたときは、こ～んなです！
樹海ラインはアスピーテラインの入り口へ接続。
さぁもう一度、アスピーテラインです！
二回目でもすげぇぇぇ～！
秋田県に入ると岩手側ほどの眺望はありません。上がり過ぎたテンションを戻しつつ快調にトバします。
不思議な事に秋田側は晴れてるなぁ・・・嬉しいけど。
という事でセカンド・ミッションは大成功！
景色もいいのだろうとは思っていたものの、あの雲海にはヤラレました。一生忘れないでしょう。
R341は快走路・・・のハズが、自転車並みのペースでも道を譲る素振りすらみせないキャンピングカーを先頭に、殺気立つ５台ほどの車列に追いつきました・・・。このキャンピングカー、直線でもたちの悪い振る舞いを繰り返します・・・何しに来てんだかなぁ・・・？
抜いてしまえば宝仙湖沿いの気持ちいい道です。
玉川ダム
こんな景色の中で背伸びをするのが気持ちいいんですよね。
田沢湖
何もかもが蒼い景色。すばらしい。
しかしボクの「たつこさん」の写真といったら・・・。考えてみるとクルマの写真しか撮ってませんからね・・・人物？写真ってどう撮るんでしょうか？(「ちっちゃくド真ん中」だけはナイようです(恥)。)
お腹が空いたのですが１０時前。お店は始まってんだか始まってないんだかよく分かんない状態で・・・。
角館の武家屋敷
観光旅行ではないので写真をパシャパシャっと撮って撤収です。
滞在時間は１０分ほどでしたが、タイムリーにこんなCMが始まると嬉しいものです。
あ～きあ～きあきた～！と一緒に歌ってしまいます。
希ちゃんが秋田出身なので「あ～きあ～きあきた～！」みたいですね。
余談ですが『「秋田美人」のルーツは茨城にある』というのは茨城男児に４００年間伝わる哀しい伝説？です(泣)。
さて、残すは男鹿半島だけなのですが時間は11:00。作戦開始が5:00とはいえ順調過ぎる・・・。
ここで閃いたのは、ルーティングの段階で泣く泣く切った鳥海山へは行けないだろうか？
・・・無理でした。
遠過ぎるし何より幹線道路の市街地走行が「こんなトコまで来て何やってんだ、オレ？？？」と苛立たせます。
Uターンがてら、道の駅「なかせん こめこめプラザ」へピットイン。
空腹も限界寸前で何か食べようと思ったのですが、立派な建物の割りにどうにもパッとしません。
という訳で鳥海山を諦めて当初の予定通りR105を北上する事にしました。
これだぜ！というカンジのカントリーロードR105
これが延々と続くのですが・・・
やべぇ・・・雲がわた飴に見えてきやがった・・・。
という空腹ぶり。
もはやここまでか・・・と腹をくくった直後に現れた、地方によくある「道の駅のような建物」。
蕎麦だ・・・冷たい蕎麦が食いてぇ・・・(この時気温は２４度。例によってボクはエアコンつけないで走ってます)。
パッとしないとか言っている場合じゃありません。
「お母さん、冷たい蕎麦ちょうだい」
「ごめんねぇ、温かいのしかないのぉ～」
「冷たくできない？」
「ごめんねぇ、おばちゃん達、温かいのしかできないのぉ～」
「・・・なんでもいいから食べさせて・・・」
「は～い、お茶飲んで待っててねぇ～、温かいお茶しかないけどぉ～(笑)」
３５年前なら佐々木希と互角の勝負が出来たであろう秋田美人なおばちゃん達との温かい会話の後、温かい天ぷら蕎麦をオシャレなオープンテラス(←ウソ)でいただく。
青い空の下で汗をぬぐいながら温かい蕎麦を食うのもなかなかオツなもん・・・？やっぱ蕎麦は冷たいのっスね。
さて、走り出したらすぐに道の駅「あに」・・・どうせ温かいのならコッチで「またたびラーメン」が良かった。
ようやく１つ目のソフトクリーム
これは「やまぶどう」。温かい天ぷら蕎麦の後には甘酸っぱいのが最高です。よし、生き返った！
R105→県道214→R285→県道37へと快走は続きます。
コレコレ！こういう走りがしたくてココまで来たんですよ！有名な極上のワインディングもいいですが、ドコまでも続くカントリーロードを気持ちいいペースで流していく・・・コレですね！
ご機嫌なのはソフトクリームを食べたからではありませんよ、ボク子供じゃないですから・・・。
田んぼの向こうに小さな神社。イイですねぇ～。
県道54 八郎潟の干拓部
地図を見ると笑えるような碁盤の目。干拓地でなければ有りえない直線です。
ユノディエール(6Km)より長そうでした。もちろんシケインもありません。(←当たり前だろ)
しかし調子に乗っていると凸部でジャンプします(汗)。
更に県道42をひたすら真っ直ぐ。最初は「すげぇな」と思っていたものの、飽きてしまう程の直線です。
苦労して辿り着いた八郎潟
その割りには感動する程のものでもなく・・・
再び県道54で寒風山へ
寒風山はなんだか雲がすごい事に
これは「きりたんぽソフト」です。お米の甘さがとてもイイ！。
ちょんまげ部分は「イイ男だからサービスしちゃう」だそうです？
展望台は高所恐怖症だと運転しててもコワイです。クラクラきます。
景色も空も素晴らしい。こういう非日常的な景色の中で「みんな仕事してんだろうなぁ～」と考えるのが平日ドライブの醍醐味ですね。
なまはげラインを通るも巨大なまはげ君に会う事ができず・・・調べなくてもイヤでも会えるもんかと思ってました。それとも見落としたかな？小ネタ写真を狙っていた事もあり、非常に残念です。
来ちゃいました日本海
恥ずかしながら日本海をマジマジ見たのは小学１年生以来のような気がします。
荒れてた方が雰囲気ですが、この日はとても穏やかな海でした。ちょっと残念？
男鹿半島をグルリと回って夕日待ち
なんだか雲が多いなぁ。
水族館の隣の駐車場で夕日を待っていると、初老のご夫婦が声をかけてくださいました。
車中泊用に改造した１BOX車で熊本から来ているそうで、家には「30日ぐらいで戻る(笑)」と言ってきたって(驚)。
素敵なご夫婦でした。
日が沈むまですいぶん長くお話しさせていただいたのですが、残念ながら雲に隠れて夕日は見れそうにありません。
日本海に沈む夕日、見たかったなぁ。
本日のファイナル・ミッションも落としたところで本日の宿へ。
ナビをセットすると・・・やべぇ50Kｍ・・・。
何とか晩メシに間に合った森岳温泉は名物だという「じゅんさい」の鍋をいただきました。プルンとした食感がおもしろく、おいしくいただきました。
露天風呂から星を眺め今日の思い出に浸り、明日の走りを夢想する・・・。
なんという贅沢でしょう。
という訳で本日は高速500Km、下道400Km、20ｈというハードなスケジュールでしたが、これは好きでやってる事ですからね。
朝日と夕日には嫌われたものの一日通してとてもいい天気でしたし、走りの方も一般車は少なくほぼ思った通り走る事ができました。早朝のアスピーテラインを貸切で走れた事も大成功でしたが、何よりあの景色がすごかった。
とても満足のいく初日でした。
（例によって長くなりました。お付き合いいただいてありがとうございました。）
QRコード
>本日は高速500Km、下道400Km、20ｈ・・・・
凄!!ソフトクリーム2個食べれば行ける・・・ってもモンじゃありませんねぇ～
まぁ～素晴らしい景色とそれを求める冒険心あってこそですかねぇ～
この雲海は狙って見られるモンじゃないでしょうけど・・・見てみたいなぁ～(^O^)
by 八丁掘 (2009-10-12 17:04)
雲海、とても綺麗ですね。
実際に見てみたいです。機会があったら行ってみます。
by Z3 (2009-10-12 20:41)
八丁堀さん、いらっしゃいませ。
ソフトクリーム２個も食べれば20hぐらいは・・・って、そんな訳ないですよね。実際この日は餓死寸前まで行きましたし(笑)。
そもそも厳密な計画の下で走った訳でなく、地図を見て初日はココとココとココ、ダメなら諦める、みたいなカンジで結果として900Km走った事になります。数字だけ見ると「我ながらアホみたいに走ったもんだ」と思いますが、当日はぜんぜん大変ではありませんでした。
￥１，０００高速にこだわったがゆえの強行スケジュールでしたが、夜にガラガラの高速を走って朝から作戦開始、というのはアリじゃないかと思いました。(帰りは夕方からやや混みの高速だったのですが非常にカッタルく感じました)
八丁堀さんもいかがですか？
by TOSHI (2009-10-13 00:15)
Z3さん、いらっしゃいませ。
雲海、すごかったですよ。
こういうのに疎いので、雲海がどれぐらい「ありがたいもの」であるか分かっていないのですが、本当に感動しました。
ボクの写真はヘタクソなので尚更なのですが、どんな上手な写真より実際に見た方が１０００倍感動できると思います。
ボクもハマってしまいそうで、何処でどんな時に見れるのだろうと調べたりしています。
Z3さんもぜひ狙ってみてください。レポートもよろしくお願いしますね。
by TOSHI (2009-10-13 00:52)
すげー、私が数日間かけて走ったルートをたった1日で･･･。
いやはやTOSHIさん、走りすぎにも程がありますよ（汗）。
それにしても、アスピーテラインの雲海は感動的ですね。
私は数年前に阿蘇山で目の当たりにし、思わず泣きそうになった覚えがあります。
それと、巨大なまはげは男鹿半島南部のR101沿いに聳え立っているんですよ。
CMに登場していて驚きましたが、次回は是非とも訪れてやってください。
笑えますから（笑）。
＞こういう非日常的な景色の中で「みんな仕事してんだろうなぁ～」と考えるのが平日ドライブの醍醐味ですね。
いやまったくその通り。
その醍醐味を味わうためだけに、走りに行くようなもんですよね（頷）。
by wata (2009-10-14 20:54)
wataさん、いらっしゃいませ。
wataさんのGTをはじめいろいろな方のレポートを参考にさせていただいたため、このようなオイシイトコを走る→テンションageageで走りまくっちゃったのだと思います。本当に感謝の言葉もありません(礼)。
雲海はホントすごかったですね。飛行機から見るのとは迫力が全然違いました。来年は「クルマで雲海が見えるトコロ」を探して行ってみようかな・・・なんて今から考えています。
巨大なまはげはR101だったんですね。てっきり「なまはげライン」沿いにゾロゾロ立ってるもんだとばかり思っていました。CMを見ると悔しさもひとしおです。今回落とした鳥海山とまとめてやっつけたいですね。
シルバーウィークを含むとはいえ、９連休を快く許してくれた職場の仲間には申し訳ないけど・・・やっぱ平日ドライブは最高ですね！
仁王立ちして高笑いする姿をお巡りさんが見たら、きっと見過ごしてくれなかったのではないかと思います(笑)。
by TOSHI (2009-10-15 01:42)
いや～、走りましたね～！
20時間、900km !!!
通行止めとかがあるとかなり疲れてしまうものなのですが、タフですねぇ（驚）。
雲海の彼方に輝く太陽、素ん晴らしいですね。
私も、昨年、富士山５合目からの雲海を見て感動し、その後３ヶ月くらい毎週かよってしいまいましたよ（笑）
写真、田沢湖の遠景がきれいですし、角館の２枚目もアングルがイイ感じですね。
＞１BOX車で熊本から…（←そこか？）
先月、不老不死温泉で、福岡からオフロード４WDで２ヶ月かけて日本を周っているご夫婦にお会いしました。これが３回目とおっしゃっていましたが、そういう方、とても多いのだそうです。
＞露天風呂から星を眺め今日の思い出に浸り、明日の走りを夢想する・・・。
いいですね～。
自由気ままな独りドライブ、この瞬間が最高ですね。
後編も期待してますよ。
by トモ (2009-10-17 11:50)
トモさん、いらっしゃいませ。
早朝の雲海に気をよくして走りまくった初日でした。
雲海、すごいですよね。富士山の５合目でも見れるんですね。思わず通ってしまったというのも納得です。通った結果、どれぐらいの確率で見れるものでしたか？狙って見れるものなのでしょうか？
ボクのまたどこかで見たいんですよ～！
今回の旅はいろいろな人とお話する事ができました。どこから来たの？とか他愛のない話ばかりですが、いい思い出になっています。
「２ヶ月かけて日本を周っているご夫婦」スゴイですよね・・・。
今は貧乏ヒマなしなボクでありますが(←「ヒマなし」については最近は・・・？)、無事に定年まで勤め上げた後には「クルマで日本一周」ぐらいはやりたいですね。「ハーレーでアメリカ横断」や「オープンカーでヨーロッパ一周」も目標にしておきましょうか？
by TOSHI (2009-10-18 11:52)
こんにちは。
８ヶ月前の記事にお邪魔してすみません（笑）。
先週末、鳥海山へ行った帰りに裏磐梯へ寄ったのですが、
早朝の吾妻小富士からすばらしい雲海を見ることができ、
こちらの記事を思い出したので…。
やっぱり、予想外の雲海は感動ものですよね～。
ところで、私の経験では、富士山５合目では、
１０月中旬まではほとんど雲海を見ることができると思います。
５合目に向かう道が雨でも、５合目では太陽が輝き、
一面、見渡す限りの雲海になってましたよ。
久しぶりにこの記事を読ませていただきましたが、やっぱり、たつ子さんの上の田沢湖の写真に目がいってしまいました（笑）。
by トモ (2010-06-02 23:13)
トモさん、いらっしゃいませ。
更新のないブログですので、８ヶ月前でも大歓迎ですよ（笑）。
すばらしいですね～プランB！一般道メインの１，６００Kmですか？ひょぇぇぇ～！
ボクも地方の一般道が大好きなので、今回のルートはとても気になります。鳥海山・仁賀保高原はボクも狙っていたトコロなのですが・・・行けてませ～ん！
雲海はこれ以来見れていませんが、みなさんのHPやブログで拝見する度に『うおぉぉ！すげぇ！』と、うなっています！
富士山だと見やすいのですね。富士山も行こうと思いつつ行けてないトコです。そういうのたくさんあるなぁ・・・。
この記事も８ヶ月前になるんですね。そういえばこの後編をUPした記憶がないのですが気のせいでしょうか？
吾妻小富士で雲海ですか～いいですね～明日は晴れみたいですね～いいなぁ雲海～会津なら２時間ちょいだなぁ～（←起きれたら久々に更新します？？？）
by TOSHI (2010-06-06 00:14)